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WEBサイトに最適なサーバがSSDのVPSである理由


初めまして。
山田洋行(株)の山田と申します。

仕事はWEBサイトの開発をやっています。

最近のWEBサイトは、レンタルサーバではなく、クラウドやVPSといったroot権限を持った仮想サーバで公開するのがブームです。
これは間違った方向ではないのですが「本当にそのWEBサイトに最適なサーバなのか?」と考えた時に、「ちょっと待った!」と言いたくなることが多々あります。

弊社は100以上のWEBサイト開発を行ってきました。

その結論として、
WEBサイトに最適なサーバは、SSDのVPSである!

こう断言いたします。
その理由に至った経験を、つらつらと書いてみますよ!

WEBサイトのVPS選びで大切なこと

VPS選定で大切なのは、パフォーマンスです。

・普段、どのくらい早いのか?
・ピーク時、遅くならないか?
・閾値を超えた時、落ちないか?

VPS選びはパフォーマンスが重要であり、正義です!

VPSが遅くなる原因

WEBサイトの表示速度が遅くなるのは、主に4つの理由があります。

・CPU
・ネットワーク回線
・ファイルIO
・メモリ

さて。
VPSに限って言えば、遅くなる原因のほとんどは「ファイルIO」と「メモリ」です。

え?ファイルIOが?

はい。そうなんです。
VPSサーバはファイルIOがボトルネックになりやすいのです。
CPUがいくら高速になっても、ApacheやMySQLをどれだけチューニングしても、低速なHDDを使っていれば、そこがボトルネックになってしまいますからね。

またメモリも遅くなる大きな要素です。
どんなに余裕をもってメモリを積んでも、ピーク時に足りなくなることが出てきますからね。

メモリが足りなくなると、スワップ領域が使用されます(ストレージがメモリ代わりになる)
スワップ領域はハンパなく遅いです。
本当に遅いです。

だからアクセスの待ち行列がどんどん長くなっていき、サーバがパンクしてしまうのです。
WEBサーバのセッティング次第では、完全にアクセス不可になり、俗にいう「サーバが落ちた」状態になってしまいます。

こうなると再起動するまで503エラーを吐き続けます。
気づくのが遅れて、Googleの検索結果からサイトが消えてしまったなんてこともよく聞く話です。

ファイルIOと、メモリ不足によるスワップ領域。
この2つがVPSサーバを遅くする最大の要因になります。

さてここで何か見えてきませんか?

そうなんです!
この2つ原因、どちらもストレージの読み書きなんですよね。

つまりVSPが遅くなるのは、HDDが低速だからなんです。

SSD化で大幅改善

VPSサーバをSSD化するとパフォーマンスが劇的に改善します。
SSDとHDDの速度比較

↑この表はGMO系VPSのパフォーマンス差の実数値です。
青がHDD、緑がSSDです。

どうでしょうか?
圧倒的ですよね。

左、読み込みで53倍の速度差。
右、書き込みも52倍の速度差。

SSD化すると体感でも、かなり早くなるのを感じます。
モサっと表示されていたサイトが、スパッと気持ちよく表示されますからね。

アクセスのピーク時間も表示速度は速いままです。
スワップ領域が高速なSSDになりますからね。
こうなるとサーバが落ちることも無くなり、安定性までも高くなります。

低速のHDDがボトルネックだという事実がよく分かります。
自宅PCもSSD化したら爆速になるのと同じです。

SSD化のデメリット

SSD化のデメリットは、その価格です。
HDDに比べて高価ですからね。

VPSの場合は、HDDと同料金であっても、容量をかなり減らされます。
例えばHDDなら100GBも使えるのに、SSDだと40GBに減らされるといった具合です。
動画や画像などを大量にアップロードするようなサイトだと、SSD化の金銭コストはかなり大きくなってしまうでしょう。

ただその一方で、普通のサイトの場合40GBもあれば、全く問題なく動きます。
というよりもオーバースペックすぎるほどです。
一般的なサイトは10GBも使わないですからね。

SSD化は必要か?

パフォーマンス的には、WEBサイトのSSD化は必須でしょう。
アクセス数で考えても、検索の上位表示、SNSの拡散などに影響する以上、優先順位がかなり高いです。

でもどの業者のVPSが良いの?

最近は、SSDプランの業者が増えましたからね。
VPS選びは悩ましいものがあります。

具体的なSSD&VPSの選び方

まずSSD化されたVPSならどこでもいいわけではありません。

WEBKEEPERSやサーバクイーン、FC2は避けましょう。

WEBKEEPERSやサーバクイーンは性能悪いです。
SSD化されていてもなぜかモッサリして表示が遅いです。CPUやマザーボード、ネットワーク回線など安価物を使っているのでしょう。
サーバクイーンから、さくらVPSに乗り換えたら、ビックリするくらい早くなります。
同じSSDプランでも、業者が違えば全然違うんですよね。

さらにピーク時間帯にはSSHで接続できなくなることもあります。
もっと言えばコントロールパネルは最悪なくらい操作性悪いです。
マニュアルも不完全で、ネットにも全然情報が無くて使い方が本当に難しいです。

FC2はサーバクイーンに比べてまだましですが、モッサリ感はあります。
しかもFC2ですからね。色々と信用できない所もあります。お問い合わせも返信も遅いですし・・。
あとコントロールパネルは、サーバークイーンほどではないですが、操作性悪いです。

じゃあどこのVPSが良いのか?

SSDプランのVPSは3つに絞られます。

・さくらVPS
・Conoha
・WebARENA

どれも定番ですが、やっぱりこの3つが安定して早いですね。
もちろん3つとも弊社が実際に利用しています。
年々スペックも上がっているのでオススメです。

さくらVPS

VPSの定番と言えばさくらじゃないでしょうか。
特にSSDプランは、早いし安定しているしサポートも良いです。

●ポイント
さくらVPS一番のポイントは、ノウハウの豊富さです。
問題が起こってもネットで検索すると、解決法が沢山出てきます。
これって運用が本当に楽になるんですよね。
この点、さくらVPSの大きな強みじゃないでしょうか。

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Conoha

Conohaは比較的新しいVPSです。
萌え系キャラをマスコットに使っていますが、その実力はかなりのものです。
conoha
パフォーマンスだけで言えば、さくらVPSよりも早いです。

●ポイント
Conohaで一番のポイントは、スケールのしやすさです。

え?スケール?

そうなんです。
サイトが大きくなってアクセスが増えた!なんてときにサーバ構成を大きくしやすいんですよね。
VPSのスペックを上げたり、VPSを追加したり、ローカル接続したり、ロードバランサ―を組んだり、DBをマスターとスレーブに分けたり、イメージバックアップを取ったり、イメージからVPSを複製したり、が簡単にできます。

AmazonEC2(クラウド)みたいなことができるとイメージしてください。
しかもAmazonEC2みたいに複雑で難しくなく、シンプルで簡単ですぐに使える便利さもあります。
さらに言えばAmazonEC2よりも安いです。ざっくり半額くらい。

WEBサイトを将来的に大きく育てたいなら、Conohaがオススメですね。
VPSの安さと、クラウドの自由度を併せ持ったかなり優良なVPSですから。

SSDプラン:月額630円~
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WebARENA

WebARENAはマイナーなVPSです。
でもパフォーマンスや安定性は、さくらVPSやConohaとそう変わらないくらい良いです。

●ポイント
WebARENAで一番のポイントは、ネームバリューです。

え?ネームバリュー?

そうなんです。
WebARENAはNTTの子会社が運営していますけど、これが結構ポイント高いんですよね。

例えば、あなたが企業ホームページの担当者だったとしましょう。
WEBサイト制作を業者に依頼したとします。
その業者が「Conoha」を利用したいと言ってきました。
Conohaのホームページを見たらあの萌えキャラです。

どう思いますか?

実際にあった話なのですが、激怒され叱られたことがあります(汗)

大切なユーザーの個人情報があるのに!
何だこのゆるキャラは!
こんなオモチャみたいな物を使うなんて!
ふざけな!

さくらは、まだマシなほうなんですが、それでも一般の方から見れば知らない会社ですよね。

でもNTTならどうでしょうか。

「まあNTTなら大丈夫か」

そう思うんじゃないでしょうか。

実際、ConohaやさくらVPSだと提案が通らなくて、WebARENAなら通るということが結構あります。
誰もが知っているNTTのネームバリューはかなり強いんですよね。

さくらVPSを拒否した担当者は、こんなことを言いました。

無名のサービスでトラブったら、そんなものに使用許可を出した俺の責任になる。
けどNTTのサービスでトラブったら、NTTの責任になる。

なるほどですよね・・w

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